こんにちは、ハヤシヨシナカです。

ログハウスに興味がある人、これからログハウスの建築を考えてみようかなと考えている方に「そもそもログハウスとは?」「ログハウスってどんな種類があるの?」とこれからログハウスを学びそして知っていこうとする方に向けて極力分かりやすく説明します。

まずログハウスとは日本の建築基準法では「丸太組構法」として取り扱いをされます。木造住宅では軸組工法や枠組工法(ツーバイ)がほとんどの割合を占めている為、ログハウスは非常にニッチな建築物です。

さて、本題に戻りますがログハウスには大きく3つの種類があります。

ハンドカットログハウス

特徴:ログハウスの代名詞と言ってもよいハンドカットログハウスは、ログビルダーと呼ばれる専門の職人が丸太をずつ皮をむき、チェーンソーや ノミを使い、手作業でノッチを刻み加工をし、組み上げるログハウスです。そして多くの方が「ログハウス」と聞いて思い浮かべる丸太の家です。

今多くの木造建築の構造材は工場で機械加工をして現場で組み上げますが、ハンドカットログは昔から変わらず今も職人の手作業で丸太を刻み上げ一本ずつ組み上げていく為、その仕上がりの表情は他の木造建築とは全く異なります。

木の性質を熟知したログビルダーの技が、ログの魅力を最大限に引き出す事で、丸太1本1本が作り出す温かみのある住空間を作り出します。

ログハウス好きが当時かならず購入した「 夢の丸太小屋に暮らす」と言う名雑誌!まさに 夢の…丸太小屋がハンドカットログです。

ハンドカット

マシンカットログハウス

特徴;マシンカットログハウスは北欧フィンランドが発祥の機械加工によりキレイに製材された木材を組み上げて作るログハウスです。ハンドカットが手作業で組み上げるハンドメイドであるならば、マシンカットログはコンピューター制御により加工された洗練されたログハウスです。

機械加工により精度が高いログ材が作れるようになり、ログの特徴でもある上下が重なり合う溝(グルーブ)も複雑かつ均一な加工ができ商品の均一化が計れる為、雨水に対しても十分に対応できるようになってきました。今までログハウスと言えば、丸太の山小屋のイメージをしていた多くの方がマシンカットログハウスの誕生により、都市部や住宅地でも多くのログハウスが建築されるようになりました。

マシンカット

ポスト&ビーム(P&B)

特徴:ポスト&ビーム(P&B)は日本古来の木造軸組工法を基本として、柱(ポスト)や梁(ビーム)、筋交いに丸太を用いたダイナミックな木造住宅です。工法こそ木造軸組となりますがその主たる構造部に丸太が使われるため、ログハウスのひとつとして分類されています。ハンドカットログのように使用する丸太はログビルダーが手作業で刻み加工を施す為、決して機械加工では出せない表情を出す事ができます。また外壁には漆喰やレンガ張り、板張りなど自然素材を組み合わせる事でナチュラルなデザインからカントリー調など様々なデザインを楽しむ事ができます。

ハンドカットやマシンカットに代表されるログハウス特有のセトリングによるメンテナンスが不要な為、メンテナンス性にも配慮したログハウスになります。

 

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